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Channel: 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba
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Thu 111124 すわ 衛兵交代式 熱いコーヒーをかぶったコドモ(ギリシャ紀行34)

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 9月3日、2週間のギリシャ旅行も残り3日になって。クマ蔵は泣きそうである。旅行に出るのはいいが、帰るのがつらい。 もっとも、そういうワガママを言い出せばキリがないので、平安貴族は「桜が咲くのはいいが、散るのがツライ」「紅葉は大好きだが、色あせるのが悲しい」と嘆いた。「世の中にたえて桜のなかりせば、春の心はのどけからまし」であるね。 同じことを昭和の歌謡曲では「逢えば別れがこんなにツライ、逢わなきゃ夜がやるせない。どうすりゃいいのさ?思案橋」と歌った。いつも総スパンコールのドレスに身を包んで歌う青江三奈という歌手で、まだ小学生の今井君には40歳ぐらいのオバサンにしか見えなかったが、実際はあの頃まだ20歳代前半だったのかもしれない。 なお、「総スパンコール」と言われて分からない若者諸君は、早速TSUTAYA に走ってドラマ「GOSSIP GIRL」のDVDを借りてきたまえ。メインキャラクターの一人「チャック」がしょっちゅう身につけている、ネロネロ&デロデロ光る妙竹林なジャケットがその「総スパンコール」である。 GOSSIP GIRLを見たら、ついでに「ブルックリンについて、これほど徹底した地域差別の発言がバリバリ連続して、大丈夫なんだろうか」「高校生たちが何のタメライもなく日常的に飲酒を繰り返すシーンばかりで、うるさいオトナは誰も抗議しないんだろうか」「これが先進国で大人気のTVドラマとして通用するんだろうか」など、ぜひ友人同士or家族ぐるみで徹底討論を試みたまえ。実は、クマ蔵は不思議で不思議で夜も寝られないのだ(ウソです)。(シンタグマのバス停) さて、話をモトに戻して「旅行に出れば、帰りがこんなにツライ」「どうすりゃいいのさ思案橋」な今井君の9月3日をキチンと記録しておきたい。午前11時、宿泊先「King George Ⅱ」の部屋の窓から眺めていたら、シンタグマ広場にはまたまた群衆が集まりはじめた。 「すわ、大暴動発生か!?」である。さすがに今井君は古くさい人間だから、こういう時は「すわ」という感動詞or間投詞から入る。「すわ、一大事!!」「すわ、敵襲!!」のように、突然の出来事に驚いて発する間投詞である。「今井せんせー、『すわ』って、どういう意味ですか」と、真顔で尋ねられることがあるから、この間投詞もそろそろ死語になりつつあるらしい。 ま、さすがにクマ大師も日常的に「すわ」「すわ」「すわ」と叫んでいるわけではないし、「すわ」の語源も知らないから、あんまり偉そうには出来ないが、とにかく諸君、9月3日の昼近く、ギリシャの今井君は「すわ、大暴動発生か!?」と色めき立ち、早速ホテルから走り出た。(ホテルの部屋から見た「衛兵交代式」) しかし、写真に見えるこの群衆は暴動の群衆ではなく、シンタグマ広場前「無名戦士の墓」を守る衛兵の交代式を見に集まった観光客であった。大規模デモの頻発する全く同じ場所で、トルコからの独立以来150年続く伝統の儀式も、ごく普通に行われるのである。 その辺に、今井君なんかはどうも怪しい馴れ合いの雰囲気を感じ続きをみる

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